九州大学病院のがん診療

胆道がん

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はじめに

胆道がん(胆嚢がん、胆管がん、十二指腸乳頭部がん)のわが国における罹患率は2012年で人口10万人あたり5.8人と推定され、日本の罹患率は韓国、ラオス、チリについで第4位です。年間死亡者数は約2万人と全悪性新生物の約5%にあたり、頻度はそれほど多くはありませんが、早期発見が難しく予後が悪いことが特徴です。胆嚢がんはやや女性に多く、一方胆管がん、十二指腸乳頭部がんは男性に多い傾向が見られます。治療は外科手術が第一選択ですが早期の診断が難しいことから、多くは切除不能のことが多く、全国集計による切除率は胆嚢がん69%、胆管がん67%、十二指腸乳頭部がん91%、根治につながる治癒切除は胆嚢がん38%、胆管がん30%、十二指腸乳頭部がん78%です。進行性胆道がんに対する薬物療法は、ゲムシタビンとシスプラチンの併用療法(GC療法)が標準レジメンです。

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