九州大学病院のがん診療

皮膚がん

院内がん登録情報

2018-2022年の皮膚がん患者の内訳を示します。ステージは数字が大きいほど進行していることを意味します。ステージ0からⅡはがんがまだ皮膚だけにとどまっている状態、ステージⅢはがんから直接流れていくリンパ節に転移がある状態、ステージⅣは離れた臓器に転移している状態です。大半を占めるステージ0、Ⅰ、Ⅱでは、ほとんどの患者さんは手術だけで治療が終了します。ステージⅢでは手術(リンパ節郭清術)に加えて、がんの種類によっては放射線治療や抗がん剤による薬物治療をあわせて行います。ステージⅣでは手術ができることは少なく、放射線治療や薬物治療が主体となります。ステージ0、Ⅰの時期で治療ができれば、そのがんで亡くなることはほとんどありませんので、早期発見、早期治療がとても重要です。

皮膚 2018-2022年症例のうち悪性リンパ腫以外(悪性リンパ腫、肉腫等を除く)治療前・UICCステージ

UICCについて集計を行った。
※症例20:自施設で診断され、自施設で初回治療を開始(経過観察も含む)
 症例21:自施設で診断され、自施設で初回治療を継続(経過観察も含む)
 症例30:他施設で診断され、自施設で初回治療を開始(経過観察も含む)
 症例31:他施設で診断され、自施設で初回治療を継続(経過観察も含む)
※図4の生存曲線は全生存率として集計(がん以外の死因も含む)

図1 ステージ別症例数(症例20、21、30、31)

図2 ステージ別発見経緯(症例20、21、30、31)

図3 ステージ別治療法(症例20、21、30、31)※重複あり

図4 Kaplan-Meier生存曲線(症例20、21、30、31)

皮膚悪性黒色腫 2018-2022年症例のうち悪性リンパ腫以外(悪性リンパ腫、肉腫等を除く)治療前・UICCステージ

UICCについて集計を行った。
※症例20:自施設で診断され、自施設で初回治療を開始(経過観察も含む)
 症例21:自施設で診断され、自施設で初回治療を継続(経過観察も含む)
 症例30:他施設で診断され、自施設で初回治療を開始(経過観察も含む)
 症例31:他施設で診断され、自施設で初回治療を継続(経過観察も含む)
※図4の生存曲線は全生存率として集計(がん以外の死因も含む)

図1 ステージ別症例数(症例20、21、30、31)

図2 ステージ別発見経緯(症例20、21、30、31)

図3 ステージ別治療法(症例20、21、30、31)※重複あり

図4 Kaplan-Meier生存曲線(症例20、21、30、31)