九州大学病院を受診して当院で治療を行った原発性悪性骨腫瘍は37例でした（2018〜2022年)。病期分類をみると、ステージⅠ 51.3％（19例）、ステージⅡ 32.4％（12例）、ステージⅢ０％、ステージⅣ16.2％（６例）でした。
原発性悪性軟部腫瘍は122例でした（2018〜2022年）。病期分類をみると、ステージⅠ 44.3％（54例）、ステージⅡ 12.3％（15例）、ステージⅢ29.5％（36例）、ステージⅣ 13.9％（17例）でした。骨腫瘍、軟部腫瘍ともに、およそ８割の方は自覚症状による受診などで診断がついています。
骨腫瘍、軟部腫瘍ともに手術が行われることが多く、手術単独もしくは薬物治療と組み合わせた集学的治療を行っています。

用語解説

病期　：　疾病の経過をその特徴によって区分した時期

骨腫瘍　2018-2022年症例のうち悪性リンパ腫以外治療前・UICCステージ

UICCステージについて集計を行った。
※症例20：自施設で診断され、自施設で初回治療を開始（経過観察も含む）
　症例21：自施設で診断され、自施設で初回治療を継続（経過観察も含む）
　症例30：他施設で診断され、自施設で初回治療を開始（経過観察も含む）
　症例31：他施設で診断され、自施設で初回治療を継続（経過観察も含む）
※図４の生存曲線は全生存率として集計（がん以外の死因も含む）

軟部腫瘍　2018-2022年症例のうち悪性リンパ腫以外※四肢および躯幹浅部治療前・UICCステージ

UICCについて集計を行った。
※症例20：自施設で診断され、自施設で初回治療を開始（経過観察も含む）
　症例21：自施設で診断され、自施設で初回治療を継続（経過観察も含む）
　症例30：他施設で診断され、自施設で初回治療を開始（経過観察も含む）
　症例31：他施設で診断され、自施設で初回治療を継続（経過観察も含む）
※図４の生存曲線は全生存率として集計（がん以外の死因も含む）