九州大学病院のがん診療

眼部腫瘍

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内科的治療

1.網膜芽細胞腫

眼球保存治療では抗がん剤点滴(VEC療法)と赤外線レーザー(経瞳孔温熱療法)、病状により抗がん剤の眼動脈選択動注、小線源縫着などを行います。また眼球摘出後に視神経原性腫瘍神経浸潤や脈絡膜浸潤があった場合には、全身化学療法を行います。

2.脈絡膜悪性黒色腫(ぶどう膜悪性黒色腫

転移を生じた場合、抗がん剤(ダカルバジンなど)の点滴や肝動脈動注を行います。腫瘍細胞の遺伝子変異を調べ、結果によっては分子標的薬を用いることもあります。

3.眼内悪性リンパ腫

抗がん剤(メトトレキサート)の局所投与や全身投与を行います。脳病変発生予防のため抗がん剤の大量投与(点滴および髄注)などを行うこともあります。脳病変があれば放射線治療を併用することもあります。

4.眼周囲(結膜、眼瞼、眼窩)の悪性リンパ腫

高悪性度リンパ腫の場合および病期Ⅱ以上の低悪性度リンパ腫の場合、R-CHOPなどの全身化学療法を行います。

5.眼瞼癌

脂腺癌や扁平上皮癌で再発や転移がある場合、抗癌剤内服治療を併用することがあります。

6.結膜悪性黒色腫

術前、術後にインターフェロンβの病巣周囲注を行います。冷凍凝固術を併用することもあります。

7.結膜扁平上皮癌

術前にマイトマイシン(MMC)など抗腫瘍薬の点眼で腫瘍を縮小させることがあります。

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