九州大学病院のがん診療

白血病

Q&A

  • 白血病にはどのような種類がありますか。
    経過により、急性・慢性、白血病細胞の起源により骨髄性・リンパ性に大別されます。つまり、急性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、慢性リンパ性白血病の種類があり、それぞれがさらに詳しく分類されます。
  • 白血病の症状にはどのようなものがありますか。
    白血病細胞が増加することによる症状として、発熱、全身倦怠感、歯肉の腫脹、肝臓や脾臓の腫れがあります。正常造血が抑制されることによる症状として、貧血、出血傾向、易感染性(肺炎、敗血症)などがあります。
  • 白血病の治療方法について教えてください。
    白血病は全身の病気なので、抗がん剤を用いた治療を行うことが一般的です。合併症の治療のため、輸血、抗生物質の投与が必要となります。
  • 骨髄移植とは何ですか。
    骨髄とは赤血球、白血球、血小板などの血をつくる大切な組織です。抗がん剤や放射線で白血病細胞を攻撃した後、HLAという型が一致したドナーから骨髄細胞をいただき輸血することで、白血病の治療を行うのが骨髄移植です。
  • 骨髄移植に対する助成制度はありますか。
    骨髄バンクを介して移植を希望される患者さん・ご家族に、ドナーコーディネートの各過程における料金をご負担いただいておりますが、経済的なご事情で支払いが困難な方には、患者負担金を全額もしくは一部を免除する制度があります。