>がんに関するQ&A

小児がん

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小児がんはどのくらいの頻度で発生し、どのような種類があるのでしょうか。
小児がんはこどもに生じる悪性腫瘍の総称であり、発生頻度は15歳未満の小児人口1万人あたり約1人(全国で年間1600〜1900人程度)で、決して高い確率ではありません。小児がんの種類は大人に起こる悪性腫瘍と大きく異なります。小児がんの中で一番多いのは白血病です。他には、脳腫瘍、神経芽腫、リンパ腫、胚細胞腫瘍、横紋筋肉腫、腎芽腫、網膜芽細胞腫、肝芽腫、骨肉腫などがあります。
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こどものがんは治るのでしょうか。
1960年代まで小児がんは文字通り「不治の病」でした。
しかし、医学と医療の進歩により、数種類の抗がん剤による多剤併用化学療法・放射線療法・手術療法を組み合わせて、小さなこどもたちにも治療を行うことができるようになりました。また、難治性のがんの場合には、骨髄移植などの造血幹細胞移植などを行うこともあります。 さらに、治療の副作用(吐き気など)や合併症(免疫の力が弱いときの感染症など)に対処する方法も次々に開発されてきました。 こうして今日では、小児がんのこどもたちの70-80%が治癒し、成人するようになりました。
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こどもが白血病だと言われました。どうしたらよいのか不安です。
小児がんの中で最も患者さんの数が多いのが白血病です。こどもの白血病にはとてもたくさんの種類があり、それぞれ治療薬や治療期間が異なります。こどもの白血病の多くは、抗がん剤による治療が大変よく効き、骨髄移植などの造血幹細胞移植が必要となる患者さんはごく一部です。詳しい病名・治療計画・副作用・合併症・治る確率など、主治医がご両親に詳しく説明いたします。ご両親の心の中にある疑問点・不安を少しでも軽減できますよう、誠意をもって対応させていただきます。
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小児がんの治療のため入院生活が長期間になった場合、学校はどうなるのでしょうか。
九州大学病院には、院内に千代小学校および千代中学校の分校があり、「院内学級」として小中学生の教育が行われています。
この院内学級に転校することで、入院中も正式に義務教育を受けることができます。小学部は先生2名、生徒約10-15名、中学部は先生1名、生徒約5名です。
学習・創作・楽器演奏など多方面の充実した教育、午後の病室訪問学習が特徴です。通っているこどもたちの笑顔をみていると、病気のこどもたちも「院内学校」を心から楽しみにしていることを感じます。
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十分な小児がんの治療を受けると、医療費が高額になるのでしょうか。
小児がんの治療は長期間にわたり経済的負担も大きくなることから、医療費の自己負担分を補助する「小児慢性特定疾患治療研究事業」の制度があります。
18歳未満で発病した小児がん患者さんが申請することができます。現在のところ、前年の所得税課税年額により異なりますが、自己負担額は、1か月あたり入院では最高11500円、外来では最高5750円となっています(平成20年度)。
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病気のこども本人とその兄弟に、小児がんのことをどのように伝えたらよいでしょうか。
患者さんのご両親には、患者さんの病名・治療法・副作用・合併症・治る確率・他の治療選択肢など、その時点でわかっている全てをお話しいたします。しかし、患者さん本人とその兄弟にどのように説明するかは、それぞれの年齢や理解力によります。しかし、何も説明をしないのはよくありません。ご両親と医療者がよく話し合いながら、こどもさんの体調のよいときに、こどもさんの年齢と理解力にあわせて病気と治療の説明をしていくことが重要です。例えば、3-4歳のこどもたちには、「おなかの中に“ばいきんまん”がいるからやっつけようね。」5歳以上のこどもたちには、「白血球が少なく、ばいきんが体の中に入りやすくなっているので、うがいと手洗いをきちんとしようにね。お部屋からも出ないでね。」などです。年長のこどもたちには、「病気の名前は○○だよ。」とはっきり説明することも場合によっては大切です。
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