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胆道がん

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胆嚢がんはどのような病気ですか。
肝臓が分泌する胆汁を一時的にためておく袋状の臓器のことを胆嚢といいます。この胆嚢内腔にできるがんのことを胆嚢がんといいます。発生頻度が比較的低いがんですが、胆嚢がんになりやすい要因としては、胆石症・炎症性腸疾患・原発性硬化性胆管炎・膵胆管合流異常症などが知られています。超音波検査の進歩で比較的早期に発見されるものもあります。 
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胆嚢がんによく見られる症状はどのようなものがありますか。
腫瘍が小さい場合、無症状のことも多いです。胆嚢がんは胆石を合併することが多く、合併していると激しい腹痛が起こることもあります。進行すると右わき腹から上腹部にかけての痛み、発熱、黄疸、吐き気が出現することがあり、さらに進行すると食欲不振、体重減少、全身倦怠感などの症状も見られます。
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以前から胆石があります。胆嚢がんになる心配がありますか。
胆嚢がんに胆石が合併する頻度は高く、40〜75%程度と報告されています。また、3cm以上の胆嚢結石、胆嚢がんの家族歴、胆嚢炎を長期間患っているという項目は胆嚢がんの危険因子とされていますが、胆石があるために胆嚢がん発生率が明らかに上昇するという報告はみられません(胆道がん診療ガイドラインより)。ただし、陶器様胆嚢という特殊な胆嚢の石灰化状態は、胆嚢がんを合併することが多いという報告があります。
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超音波検査で胆嚢にポリープがあると言われました。胆嚢がんになるのでしょうか。
胆嚢にポリープがあるといわれた場合、胆嚢の中の小さな隆起全般を指していることが多いと思われます。最も多いのはコレステロール性ポリープでがんになる心配はありません。胆嚢の上皮が増殖した過形成性ポリープや炎症によって起こる炎症性ポリープも同様です。腫瘍性のポリープには悪性のもの、つまりポリープ状の形をした早期がんと良性の腫瘍があり、良性の腫瘍も悪性に変化することがあるといわれています。ポリープがあると言われたからといって直ちにがんの心配をする必要はありませんが、これらを超音波検査で区別することは困難なこともあります。実際には、健診の超音波検査等で胆嚢にポリープが発見された場合は、特に小さな場合や明らかにコレステロール性ポリープと思われる多発するものは経過観察となります。初めて見つかった場合はまず2〜3ヶ月後に経過観察を行い、変化がなければ1年ごとの観察になります。ポリープの茎が太くすそ野が広がっている場合や、サイズが10mmを超える場合はがんの存在の可能性が考えられますので手術を検討します。 
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胆嚢がんはどのような方法で診断しますか。
通常は最も簡便で体の負担のない超音波検査で指摘されることが多く、病変の形などが評価できます。がんを疑う場合には造影剤を使用したCTやMRI、胃カメラの先端に超音波発生装置がついた超音波内視鏡などで病変の性状、胆嚢の壁や肝臓など周辺の臓器との関係、進行したがんであれば肝臓や周辺のリンパ節に病変がないかなどを評価し治療の必要性や治療法などを決定します。 
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胆嚢がんの治療方法はどのようなものがありますか。
外科手術による病変の切除が基本です。胆嚢がんは胆嚢の内側の粘膜から発生します。粘膜の中だけにとどまる早期のものであれば胆嚢だけを切除する手術ですみますが、病変が胆嚢の壁に深く進むに従って、近くの胆管や肝臓の一部、場合によっては肝臓の半分を同時に切除することになります。高度の転移などがあり手術ができない場合には抗がん剤の投与や放射線照射、温熱治療などを単独であるいは組み合わせて行います。
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胆嚢がんの手術はどのようにしますか。
胆嚢がんの手術方法は、がんの部位、壁深達度(がんの深さ)、広がりで変わってきます。ごく早期の粘膜内にとどまっているがんに対しては胆嚢摘出だけで根治可能ですが、固有筋層よりも深く達している場合、胆嚢摘出術に周囲リンパ節郭清、胆管切除、あるいは肝臓の部分切除を合わせて行います。また周囲の臓器(膵臓の一部、十二指腸など)を合わせて切除することもあります。 
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手術後の補助療法にはどのようなものがありますか。
抗がん剤による化学療法、放射線療法が考慮されますが、治療成績についてまとまったエビデンスはありません。 
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胆嚢がんの化学療法にはどのような方法がありますか。
標準的な化学療法としては、塩酸ゲムシタビン(ジェムザール®)とシスプラチンの併用療法が推奨されています。その他にも塩酸ゲムシタビンやテガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤(S-1)(ティーエスワン®)の使用も保険適応となっています。全身状態や副作用の程度を見ながら使いわけることになります。
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胆管がんとは、どのような病気ですか。
胆管がんは、肝臓でつくられた胆汁を十二指腸へ流す導管である胆管に発生する悪性腫瘍です。がんは次第に増大して胆管を閉塞し、黄疸や胆管炎を引き起こし、さらに進行すると膵臓など近接臓器に浸潤したり、リンパ節や肝臓へ転移します。
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黄疸があり、近くの病院で胆管がんの疑いがあると言われました。どうしたら良いでしょうか。
皮膚や目の白い部分が黄色くなることを黄疸といいますが、胆管がんが原因で黄疸になることがあります。しかし、胆管がん以外にも胆管結石や様々な肝臓の病気が原因で黄疸となることがあり、専門医を受診して黄疸の原因をはっきりさせ、治療を行うことが重要です。黄疸を放置しておくと肝臓の機能が障害されることがありますので、すぐに受診されることをお勧めします。
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胆管がんの手術について教えてください。
胆管がんの治療の基本は手術です。上部の胆管がんは肝臓とともに胆管を切除する手術、中下部の胆管がんおよび乳頭部がんは膵臓の一部、十二指腸とともに胆管を切除する手術(膵頭十二指腸切除術)を行います。
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胆管がんの化学療法にはどのような方法がありますか。
化学療法は切除不能の胆管がんに対して行います。標準的な化学療法は、胆嚢がん同様、塩酸ゲムシタビン(ジェムザール®)とシスプラチンの併用療法が推奨されています。その他にも塩酸ゲムシタビンやS-1の使用も保険適応となっています。全身状態や副作用の程度を見ながら使いわけることになります。
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胆管がんの放射線治療について教えてください。
腫瘍の縮小のために、放射線治療が行われることもあります。体外から行う方法や、胆管の中に留置したチューブを使用して行う方法などがありますが、放射線治療の専門家に相談されることをおすすめします。
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