お役立ち情報
用語集
A-Z
ADL | 日常生活動作・活動。日常生活を送る上で必要となるさまざまな行為・行動のこと。 |
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BCG | 結核予防用のワクチン |
CT | コンピュータ断層法。身体の横断断層を撮影する特殊なX線装置。 |
EMR | 内視鏡的粘膜切除術 |
ERCP | 内視鏡的逆行性膵胆管造影法 |
ESD |
内視鏡的粘膜下層剥離術 |
EUS | 超音波内視鏡。超音波診断装置を伴った内視鏡。 |
GC療法 | 塩酸ゲムシタビン+シスプラチン併用療法 |
ICI | 免疫療法のひとつ。がん細胞により抑制されていた免疫機能を活性化させる。 |
IDUS | 管腔内超音波 |
IL-6 | インターロイキン-6 |
IL-10 | インターロイキン-10 |
IMRT | 強度変調放射線治療。腫瘍の形状に合わせた線量分布を形成することで、正常組織の被ばく線量をより低減し腫瘍部分に集中的に照射することができる照射方法。 |
irAE | 免疫関連有害事象。 |
IVP | 静脈性腎盂造影。腎盂像の描出を目的として行われるX線検査の一つ。 |
MALT型 | 悪性リンパ腫の1つ、MALTリンパ腫(MALT:Mucosa-Associated Lymphoid Tissue) |
MDCT | 1回転で複数の画像を収集(撮影)できるCT。 |
MRCP | 磁気共鳴胆管膵管造影。MRI検査法のひとつで、造影剤を使わずに膵管・胆管などを強調して撮影する方法。 |
MRI | 強い磁石と磁気を利用して体の内部を検査する機器。 |
MRS | MRIの撮影方法のひとつ。 |
M-VAC療法 | メソトレキセート+ビンブラスチン+ドキソルビシン+シスプラチン併用療法 |
PET | がん細胞だけに集積する検査薬を体内に取り込み専用の装置で体を撮影する画像診断法。 |
PSA | 前立腺特異抗原。腫瘍マーカーとして用いられる。 |
PTC | 経皮経肝的胆道造影。体の外から肝臓内の胆管に針を刺し、造影剤を注入して撮影する方法。 |
QOL | 「生活の質」または「生命の質」。満足のいく生活を送ることができているかを評価する概念。 |
second look operation | 手術の後に化学療法を施行し、一定期間の後に再開腹して腹腔を精査するために施行する手術。 |
Seldinger法 | 血管造影検査を行う時の手技。 |
SPECT | 体内に投与された放射性同位元素から放出するエネルギーを、コンピュータを用いて断層画像にしたもの。 |
TNM分類 | 国際対がん連合が採用している悪性腫瘍の病気分類 |
Truebeam STx with Novalis Radiosurgery system | 高精度放射線治療装置(定位放射線治療、強度変調放射線治療)のこと。 |
US | 超音波検査。超音波を当て、反射する反射波を画像処理し臓器の状態を調べる検査。 |
VEC | ビンクリスチン+エトポシド+カルボプラチン併用療法 |
あ行
インターフェロン | 体内で腫瘍細胞など異物の侵入に反応し細胞から分泌されるタンパク質のこと。 |
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エタノール注入療法 | 超音波で確認しながら腫瘍に針を刺し、エタノールを注入することでがん細胞を壊死させる方法。 |
エビデンス | 科学的根拠 |
悪性リンパ腫 | リンパ系組織から発生する悪性腫瘍。 |
悪性黒色腫 | 色素細胞(メラノサイト)の癌化によって生じる悪性腫瘍。 |
悪性嚢胞性腫瘍 | 膵臓にできる嚢胞(ふくろ状の)の腫瘍。 |
咽喉頭異常感症 | 咽喉頭部や食道の狭窄感、異物感、不快感などを訴えるが検査値の異常や器質的病変がみられないもの。 |
温熱療法 | 温熱を利用したがんの治療方法。 |
か行
カテーテル | 体腔や消化器などの体内容物の排出・採取、薬物の注入目的に使用される細い管。 |
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グリオーマ | 脳実質の神経膠細胞から発生した腫瘍の総称。 |
コンバージョンセラピー | 根治切除不能ながんに対し、化学療法で小さくしてから手術を行う治療法。 |
化学放射線療法 | 抗がん剤と放射線を組み合わせて行うがんの治療方法。 |
化学療法 | 化学物質によってがんや細菌その他の病原体を殺すか、その発育を抑制して病気を治療する方法。 |
覚醒下手術 | 患者の意識がある状態で手術を行う方法。 |
角膜炎 | 角膜におこる炎症の総称。 |
画像強調内視鏡 | 拡大内視鏡と特殊なシステムを併用し、腫瘍の表面の血管構造の観察をしたり染色液を用いて観察することで腫瘍の良悪性の診断を行う方法。 |
下垂体腺腫 | 良性腫瘍のひとつ。 |
滑膜肉腫 | 発生頻度は比較的まれな腫瘍で下肢、とくに大腿、膝周辺の骨や軟部組織に好発する腫瘍。 |
寛解導入療法 | がんの症状や徴候を軽減、消失させることを目的とした抗がん剤による治療法。 |
患肢温存手術 | 四肢発生の悪性骨・軟部腫瘍に対して行われる手術法の一つ。従来の切断・離断術とは異なり、出来るだけ切除する範囲を小さくし、体の機能を残す術式。 |
間質性肺炎 | 肺にある間質と呼ばれる組織に炎症を生じる疾患の総称。 |
顔面神経麻痺 | 顔面神経によって支配されている顔面筋の運動麻痺。 |
灌流 | 毛細血管などの血流。 |
奇形腫 | 胚細胞腫瘍のひとつで良性に分類される腫瘍。 |
基靱帯 | 子宮頸部の周囲にある組織。子宮を支えている。 |
急性期有害事象 | 放射線治療期間中および照射終了1ヶ月程度まに発生してくる障害。 |
胸腺腫 | 成人になって退化した胸腺の細胞から発生する腫瘍。良性胸腺腫と悪性胸腺腫とに分類される。 |
強度変調放射線治療 | 腫瘍の形状に合わせた線量分布を形成することで、正常組織の被ばく線量をより低減し腫瘍部分に集中的に照射することができる照射方法 |
経皮経肝的胆道造影 | 体の外から肝臓内の胆管に針を刺し、造影剤を注入して撮影する方法。 |
血管柄付腓骨移植 | 腓骨と周りの血管をつけたまま採取し,骨欠損部に移植する方法。 |
結節硬化症 | 全身性疾患であり、様々な部位に過誤腫と呼ばれる良性腫瘍などが発生する疾患。 |
原発性硬化性胆管炎 | 胆管壁の炎症により次第に胆管壁が硬化し、最終的には肝硬変や肝不全を生じる疾患。 |
膠芽腫 | 脳腫瘍の一種。脳腫瘍の中で最も悪性度が高い。 |
高精度放射線治療 | 定位放射線治療、強度変調放射線治療のこと。 |
骨シンチ | 骨に集積する薬剤を静注後、シンチカメラで全身および局所のイメージを撮影する核医学画像検査。 |
骨髄破壊的移植 | 患者の骨髄細胞を抗がん剤および放射線照射にて死滅させ、そこへ新たな骨髄細胞を輸注することにより造血機能を再生させる治療。 |
骨髄非破壊的移植 | 患者の造血機能すべてを死滅させずに新たな造血細胞が拒否されないだけの抗がん剤および放射線照射を行い、輸注することにより造血機能を再生させる治療。 |
骨髄抑制 | 抗がん剤などによって骨髄内の正常血球細胞の産生が障害されること。 |
骨肉腫 | 腫瘍細胞が直接、骨を形成する能力を有する悪性腫瘍で、原発性骨悪性腫瘍のうち最も発生頻度の高い腫瘍である。 |
さ行
ストーマ | 便や尿の排泄のため、腹部に作られる排泄口。 |
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セカンドオピニオン | 治療を受けている人が現在の自分の病状や治療方針について主治医以外の医師から意見を求めること。 |
セミノーマ | 精上皮腫。精巣に発生する悪性腫瘍。 |
センチネルリンパ節 | がんの転移をおこす際に、一番最初に到達するリンパ節。 |
支持療法 | 最も広く行われている精神療法の一つで、患者の精神的・肉体的なケアのことを指す。不安や緊張、恐怖といった症状を取り除き、心理的な安定と適応の改善をはかる療法。 |
悉皆 | 残らず、すべて |
脂肪肉腫 | 脂肪細胞から発生する肉腫。 |
集学的治療 | 外科的治療、化学療法、放射線療法などの複数の治療方法を組み合わせて行うがんの治療法。 |
周術期管理 | 入院(手術前)-手術-退院(術後の開腹)一連の流れ。 |
絨毛癌 | 胚細胞腫瘍のひとつで悪性に分類される腫瘍。 |
腫瘍マーカー | 血中濃度や尿中濃度を調べることにより腫瘍の有無や場所の診断に用いられる物質の総称。 |
重複がん | 原発と思われる悪性腫瘍が複数存在すること。 |
重粒子線治療 | 重粒子線を使い、がん細胞だけを集中して照射する治療。 |
上衣腫 | 脳室を覆う上衣細胞から構成される脳腫瘍。主に脳室周辺に発生する。 |
消化性潰瘍 | 何らかの原因で胃・十二指腸の粘膜が深く損傷した状態。 |
小線源縫着 | 放射性物質を一時的もしくは長期にわたって組織内または周囲に配置して局所の放射線治療をおこなう方法。 |
静脈性腎盂造影 | 腎盂像の描出を目的として行われるX線検査の一つ。 |
滲出性中耳炎 | 中耳腔に液体の貯留があるが、耳痛、発熱などの急性炎症症状がないもの。 |
心嚢液貯留 | 心嚢に大量の水分が貯留し、心臓、特に右心室への血液還流が妨げられるために心不全、特に全身浮腫をきたす状態。 |
神経原性腫瘍 | 交感神経などの神経から発生する腫瘍。 |
神経鞘腫 | 良性腫瘍のひとつ。 |
神経浸潤 | 癌細胞が神経に侵入すること。 |
神経線維 | 神経細胞の細胞体から伸びた長い軸索突起。 |
神経膠腫 | 脳実質の神経膠細胞から発生した腫瘍の総称。 |
膵管内乳頭粘液性腫瘍 | 多量の粘液を産生し、のう胞を作る腫瘍。 |
水腎症 | 様々な原因によって尿流を妨げ、腎盂・腎杯の拡張した状態。 |
膵胆管合流異常症 | 膵管と胆管が合流する形が通常と異なる状態。 |
髄液播種 | 髄液の中にがん細胞が広く存在している状態。 |
髄芽腫 | 小児の小脳に好発する悪性度の高い腫瘍。 |
髄膜腫 | 髄膜から発生し、脳を圧迫しながら形成する良性腫瘍。 |
石灰化 | カルシウムが沈着した状態。 |
脊髄播種 | 脳脊髄液を介して脊髄に腫瘍病変が生じること。 |
脊椎インストゥルメント | 脊椎固定術に際し、骨癒合の促進と早期離床のために開発された脊椎に使用する器具の総称である。 |
穿刺吸引細胞診 | 細胞診の一種。病変部に直接細い針を刺し、注射器で吸い出した細胞を顕微鏡で観察する。 |
蠕動運動 | 筋肉の収縮運動。消化管では摂取した食べ物がこの運動によって食道から胃・腸へと運ばれていく。 |
た行
ダーモスコピー | 皮膚にできた腫瘍の良悪性を区別する際に用いる拡大鏡。 |
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ダンピング症状 | 胃を切除したことにより、食べ物を摂取後、急速に小腸に流入しおこる症状。動悸やめまい、倦怠感など。 |
チーム医療 | さまざまな医療専門職がチームを編成し、それぞれの専門性を生かしながら共働して行う医療。 |
テーラーメイド医療 | 個人の遺伝情報に基づいて、個々の患者に最も適切な薬剤や治療法を選択する医療。 |
胎児性癌 | 胚細胞腫瘍のひとつで悪性に分類される腫瘍。 |
多発性嚢胞腎 | 腎臓に嚢胞(分泌物が袋状にたまったもの)が多発してできる疾患。 |
胆道鏡 | 内視鏡を胆道に挿入し、診断・治療を行うための方法。 |
超音波検査 | 超音波を当て、反射する反射波を画像処理し臓器の状態を調べる検査。 |
超音波内視鏡 | 超音波診断装置を伴った内視鏡。 |
腸穿孔 | 腸に穴が開くこと。 |
超選択的動注化学療法 | 正常組織に障害を与えることがないように、悪性腫瘍を栄養する血管に対してのみ抗がん剤を注入する治療。 |
定位放射線治療 | 治療用の放射線を多方向から病巣に対して集中し、正常組織の障害を少なくした放射線の治療方法。 |
低侵襲 | 身体にかかる負担が少ない。 |
低残渣食 | 食物繊維を少なくした食事のこと。 |
電離放射線曝露 | 電離放射線に被曝(ひばく)すること。 |
透視 | 造影剤(バリウム)を服用し、X線を用いて体内を検査する方法。 |
同種造血幹細胞移植 | 大量の化学療法や全身への放射線治療からなる移植前処置のあとに、ドナーから採取した造血幹細胞を移植する方法。 |
動注化学療法 | 動脈に直接、抗がん剤を注入する方法。 |
な行
ニューロナビゲーションシステム | 術前の頭部MRIやCTを基に、手術の進行状況や腫瘍と正常脳組織との位置関係をモニターに示し、安全な手術を支援するシステム。 |
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軟骨肉腫 | 骨肉腫に次いで多く、軟骨を形成する悪性腫瘍。 |
肉腫 | 悪性腫瘍のうち、線維、血管、骨、軟骨、筋肉、造血組織などから発生するもの。 |
二重造影法 | 消化管造影の際、ガス(陰性造影剤)とバリウム(X線造影剤)を用いて撮影する方法。粘膜面を広く詳細に観察することができる。 |
乳房外パジェット病 | 皮膚に分布しているアポクリン汗腺に由来する皮膚の悪性腫瘍で、乳房以外の場所に発生するもの。 |
妊孕能(性)温存 | 妊娠する力を残すこと。 |
年間罹患率 | 1年間に新たに発生した患者数の単位人口に対する割合。 |
は行
バイパス術 | 狭窄や閉塞をきたした経路に対し、直接修復が不可能な場合、人工的に迂回路をつくる手術。 |
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パスツール処理骨移植 | 腫瘍を含めて広範に切除した腫瘍骨から腫瘍を掻き出し、周囲の筋肉などを除去した後に、骨に残った腫瘍細胞の死滅を目的に処理を行い、その骨を再建に用いる方法。 |
フォン・ヒッペル・リンドウ | 常染色体優性遺伝性疾患で、多発腫瘍性疾患。 |
フローサイトメトリー | 細胞の数や性質を調べるための検査。 |
ポリペクトミー | 隆起した腫瘍(良性を含む)を切除すること。 |
胚細胞(性)腫瘍 | 精子や卵子になる前の細胞から発生した腫瘍の総称。良性腫瘍と悪性腫瘍がある。 |
肺臓炎 | 肺胞壁、細気管支、細動脈周囲など肺の支持組織の炎症性病変を示す疾患群。 |
白板症 | 皮膚粘膜移行部、粘膜、移行上皮に生ずる比較的境界明瞭な白色角化局面で、症候性、外傷性など良性のものと、前癌性変化によるものとがある。 |
白質脳症 | 大脳白質と呼ばれる箇所が主に障害されるもの。歩行時のふらつきや、進行すると意識障害がおきる。 |
播種 | 癌細胞が体の中で散らばった状態。 |
針生検 | 針を用いて肝臓どの体内臓器を穿刺して組織を採取する方法。 |
晩期有害事象 | 治療が終了後約3か月以降に発生してくる障害。 |
皮弁 | 血流のある皮膚・皮下組織や深部組織のこと。 |
病期 | 疾病の経過をその特徴によって区分した時期。 |
分子標的治療(分子標的薬) | 癌に関与する遺伝子や遺伝子産物を標的とした新しい薬剤による治療法。 |
閉塞性黄疸 | 肝外胆道の閉塞によって起こる全ての黄疸をいい、胆汁が血中へ逆流して起こる黄疸を閉塞性黄疸という。 |
放射線脳壊死 | 放射線によって脳細胞が死滅すること。 |
ま行
マイクロサージェリー | 手術用顕微鏡と微小手術器具とを用いて行う手術。 |
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メトトレキサート | 抗がん剤の一種 |
脈管浸潤 | 血管やリンパ管の中にがん細胞が侵入すること。 |
免疫チェックポイント阻害剤(薬) | 免疫療法のひとつ。がん細胞により抑制されていた免疫機能を活性化させる。 |
網羅的 | 広い範囲や物事の項目を残さずに集まている様子。 |
や行
ユーイング肉腫 | 骨や軟部組織から発生する腫瘍。 |
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ヨークサック腫瘍 | 生殖器に生じる腫瘍のひとつで、胚細胞腫瘍に含まれる。 |
羊膜 | 羊膜は妊婦の子宮内にある胎盤の一部で、胎児を包み、羊水を保持している薄い膜。 |
(肝臓の)予備能力 | 肝臓がもっている、ある程度の障害も修復できる性質。 |
ら行
ラジオ波焼灼 | 腫瘍の中に電極針を挿入し、高周波(ラジオ派)により誘電加熱し、癌を凝固壊死させる治療法。 |
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リピオドール | リンパ造影剤の薬品名 |
ろう孔 | 炎症などによって生じた管状の穴。 |
ろう孔形成 | 炎症などによって生じた体の組織の穴。栄養補給などのために、人工的に作る場合もある。 |
冷凍凝固 | 裂孔部分を冷凍して炎症 を発生させ、裂孔を塞ぐ方法。 |