九州大学病院のがん診療

甲状腺がん

内科的治療

甲状腺分化癌に対してソラフェニブ、甲状腺癌(分化癌・未分化癌含む)に対してレンバチニブが開発されました。いずれも腫瘍血管新生や腫瘍増殖等に関与する「血管内皮増殖因子(VEGF)」などの受容体チロシンキナーゼを阻害することで、抗腫瘍効果を発揮する分子標的薬です。プラセボ(偽薬)と比べて、無増悪生存期間(癌が悪化しない時間)を伸ばすことが証明されました。

基本的には薬のみで根治させることは困難で、手術が不可能であったり、ヨード治療の効果がなかったりする症例への適応となります。

用語解説

分子標的薬 : 癌に関与する遺伝子や遺伝子産物を標的とした薬剤による治療法。