九州大学病院のがん診療

皮膚がん

院内がん登録情報

2007-2015年の皮膚がん患者の内訳を示します。ステージは数字が大きいほど進行していることを意味します。ステージ0からⅡは、がんがまだ皮膚だけにとどまっている、ステージⅢはがんから直接流れていくリンパ節に転移を認める、ステージⅣは離れた臓器に転移している状態ということを示します。大半を占めるステージ0、I、Ⅱでは、ほとんどの症例で手術のみで治療が終了します。ステージⅢでは手術(リンパ節郭清)に加えて、がんの種類により放射線療法や抗がん剤による薬物療法を併用します。ステージⅣでは手術が可能な症例は限られ、放射線療法や薬物療法が治療の主体になります。ステージ0、Ⅰの時期で治療ができれば、そのがんで亡くなることはほとんどありませんので、早期発見、早期治療が重要です。

皮膚 2007-2015年症例のうち悪性リンパ腫以外治療前・UICCステージ

UICCについて集計を行った。
2012年よりUICC第7版へ改訂があったが、大きな変更はなかったため通年でデータを集計した。
※症例2:自施設で診断され、自施設で初回治療を開始(経過観察も含む)
 症例3:他施設で診断され、自施設で初回治療を開始(経過観察も含む)
※図4の生存曲線は全生存率として集計(がん以外の死因も含む)

図1 ステージ別症例数
(症例2、3)

図2 ステージ別発見経緯
(症例2、3)

図3 ステージ別治療法
(症例2、3)

図4 Kaplan-Meier生存曲線
(皮膚)

用語解説
悪性リンパ腫 : リンパ系組織から発生する悪性腫瘍